11月24日

明けて翌日。何時に寝たかも思い出せないくらいお父さんと飲みまくってしまい起きた瞬間に血の気がさーっと引く思いだった。でもこの日仕事だったはずのお父さんも飲みすぎの寝坊で仕事休んだよwとか仰ってたのでなんかどっこいどっこいってことでなんとかなったと思う。思いたい。
午前中に外でタバコをふかしているとお父さんに呼ばれ離れに案内されてそこで目にしたのは薪ストーブ!初めて見た!木材を入れてその上に灯油を染み込ませた木の粉を振ってマッチを投入すればものの数分で離れがぽかぽか!こんなのはこの辺じゃどこにでもあるとのことで実際震災が起こってしばらくなんかは電気もガスもないわけだからこの薪ストーブで暖をとっていたらしいです。そして離れにある鮑を捕まえる銛や海釣り用の釣竿大量を沢山見せていただきました。ちなみに前の晩に頂いた鱈や鮑なんかはお父さんが捕まえてきたそうで!皿いっぱいの鮑がもう美味いのなんの!しかも大量にあるわけだから食べても食べても減らなくて!!本当にご馳走様でした。
そしてこの日はまず午後イチに彼女と彼女のご両親と魚菜市場まで行ってきた。中に入ると魚の美味そうな匂いが立ちこめていて敷地を余すことなく魚魚魚の天国で、かと思えば一角には地元の方達がシートを広げてフリマみたいな感覚で野菜やおつまみみたいなものを売っていてそこに立ち寄った近所の方とかと雑談したりとにかく活気に溢れていた!よーし両親と祖父母へのお土産買いまくるぞー!って物色してみるももうとにかく安いわ美味そうだわで自分の独断だと光物オンリーの偏ったチョイスに陥りそうだったので彼女のご両親の後にくっつきアドバイスを受けつつアレとコレとってチョイスしていった。っていうかもう本当これがありがたいやら申し訳ないやらだったんですけど、お土産の代金をほとんどご両親に出していただいてしまった・・・しかもその上、漁師をされているお父さんが釣った鱈なんかも詰めていただいちゃったり・・・昨夜あんなにご馳走になってしまったのに更にここでまで。次回また訪ねることがあれば今度は焼酎にプラス日本酒もつけてお渡しします。
魚菜市場から戻ったら今度は彼女、彼女の妹(次女)、彼女の妹の友達(♀)の異色カルテットで車で大体40分くらいかけて山田復興牡蠣小屋まで行って来た!!もう道中からテンションうなぎのぼりで牡蠣に大して興味のない車内の3人との温度差に面食らいつつも自分の溢れんばかりの牡蠣愛はそんな温度差ものともしなかった。とにかく真っ直ぐに近い道路をひたすら直進し牡蠣小屋って書かれた看板の案内に従ってまず目に飛び込んだのは震災の瓦礫の集積所だった。もの凄い広範囲に山のように持ち込まれた瓦礫が積まれていて衝撃だった。車なんかは専用の集積所が設けられていて長い間屋外に積まれていたせいで錆の塊が5メートル以上も聳え立っていた。言葉も出ないし現実感が最初わかないような感じでした。ここにいつまでも持ち込むだけじゃダメだし、じゃあどこで処分すればいいのかと問われればまた言葉に詰まってしまうけど最近ではニュースでもあまり見かけなくなった印象の瓦礫問題はまだ風化させちゃいけないなって思った。牡蠣小屋はそのすぐ傍にありました。事前予約制だったのですぐに席に通されとにかくもう爆食の限りを尽くしまくったしビールも飲んでこういう形で復興支援に協力できたんじゃないかと思う。牡蠣は本当美味しかった!食べすぎで帰りの車内ちょっと気持ち悪くなったのはここだけの内緒だけどこれ書いてたらまた牡蠣が食べたくなってきた!!牡蠣小屋を後にして再度彼女の実家にお邪魔し、夕方に帰ってきたお父さんと親戚のおじさんと彼女の4人で軽くまた飲んでから駅まで見送ってもらい19時のバスで盛岡に向かった。1泊だけの滞在だったにもかかわらずこれでもかと歓迎されてしまい調子乗って飲みまくってしまったけど本当優しくて素敵なご両親でした。ありがとうございました。
21時過ぎに盛岡に着いたら事前にネットで調べておいたとれたてホップが樽で飲めるって居酒屋に入って2時間くらい一人で飲みまくってから夜行バスで帰宅。岩手本当楽しかった。また行きます。