12月9日(日曜)

昼過ぎから畑山記念館に千利休古田織部らの茶器展観に行ってきた。始めに言っておくと自分は茶器に対してはこれっぽっちの知識は持ち合わせていなくて、じゃあなんでそんなのに行ったんだってそりゃもう自分がモーニングにて連載中のへうげものが大好きだからってだけで行ってきました。
館内へ訪ねてみるとちょうどガイドさんが各作品の解説をしている最中だったのでこりゃラッキーってことでガイドさんにくっ付いて作品とそれにまつわるエピソードなんかも色々聞けて中々に楽しめた。知識も美的センス的なものも持ち合わせていない自分ですが、贔屓目抜きで観てもやっぱり織部が所持していた割高台茶碗の存在感っていうのが圧倒的だった。ふざけたような歪さを感じさせる椀の湾曲具合や高台を裏から見ると十字に見えるところとかマンガの中の織部しか知らないけどこういう斬新な発想があったから利休が亡くなった後に茶道を継承したんだろうなって思った。
後ちなみにこの畑山記念館、高輪台駅白金台駅の中間くらいにあって運賃の都合上ケチな自分は白金台から下車して向かったんだけど白金台って本当にすごい街ですね。これマンションかよって一軒家が何件もあるんですもん。来年白金台に引っ越しますよ。


その後は渋谷まで移動してボーンズ・ブリゲード観てきた。自分より先に観に行かれたid:s310さんのレビューがとても秀逸でしたのでこの日が俄然楽しみでした。
とにかくもうスケートシーンは最高でキャバレリアル誕生とかフラットでのオーリーを発展させるシーンなんかはもう館内で声上げそうになるくらい興奮した!内容としてはパウエル・ペラルタの起業からボーンズ・ブリゲードのメンバースカウトから発足、発展、クルー面々の内情なんかも知ることができて自分がスケートボードを始めたきっかけなんかを鑑賞中に思い出したりもしていた。っていうのもボーンズのクルーの中にクラブ活動で団体競技をやっていたけれど一向に上手くもならないし楽しさが見出せないなんていうライダーがいてまさしく自分もずっとそれがあって自分は更にそれに立ち読みしていた雑誌のコラムに「オーリーは案外簡単にできる」って一文に衝撃を受けたっていうのも付加されて。(実際は全然簡単じゃなかった)他にも仲間と色んな場所に行っては滑ったり遠征して大会に出場した時のことなんかもリンクしてやっぱりいいなとそういうところに変に共感を受けて、よっしゃ!明日から久しぶりに本腰入れるか!って思ったけどそこはやっぱプロですね。映画内で語られるミューレンを始めとするクルーの練習量や情熱がひしひしと伝わり向上心のない自分はやっぱほどほどでいいや改めて思いました・・・。
あと映画の中で特に印象的だったのが2点あって1つがステイシーとはゼファーの頃同じチームだったトニーアルヴァやライダーのクリスチャン・ホソイ、彼らのファン達がミューレンやトニーホークに対してあからさまな敵対心を向けていて、当時はアルヴァ側がハードコアとされていたという状況。今現在では明らかにボーンズの方がそういうイメージとして断然強いという逆転している当時と今の状況というのが面白かった。
で、2つ目がこれ↓

50/50キャスパー決めてるのがミューレンで後ろのベンチに座ってる3人がこれ、MINOR THREATっていうね。これ見て改めて思ったけどやっぱボーンズのが当時からハードコアだったのでは?と思う。個人的にはホソイ大好きですけどね。